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株式会社アトックスについてとその魅力や強みについて

最終更新日 2023年3月13日 by ommuni

株式会社アトックスは1980年(昭和55年)に設立し、原子力発電所の保守管理や、放射性物質の関連業務を行っている企業です。
本社は東京都港区芝四丁目11番3号の芝フロントビルにあり、従業員数は1,668人(令和2年3月31日現在)です。
始まりは1967年(昭和42年)で、株式会社ビル代行に原子力関連作業部を設置しました。
1980年(昭和55年)にはビル代行原子力本部を分社化し、株式会社原子力代行を設立しています。
1993年(平成5年)に株式会社アトックスに商号を変更し、2000年(平成12年)にはISO9001を取得しました。
2014年(平成26年)に本社を東京都港区芝に移転して今に至っています。

株式会社アトックスの概要

株式会社アトックスは原子力関連施設のメンテナンスを草創期から手掛けている企業です。
半世紀に及ぶ技術力の蓄積が強みであり、日本各地に事業所・営業所を設けて原子力施設のメンテナンスサービスを行っています。
この分野で総合エンジニアリング企業へと成長し、リーディングカンパニーでもあります。
さらには、長年の研究開発の中で培った放射線技術のノウハウを医療分野に展開することにも取り組んでいるのが特徴です。
健康管理に役立つ高度な機器の実用化に向けた開発を着々と進めており、広く社会に役立つ企業としてのチャレンジを続けています。
そんなアトックスが常日頃から大切にしていること、お客様からの信頼を得ている理由は、数多くの現場で培ってきた確かな技術力と、高いスキルを備えた人材力です。
技術開発センターでは様々な新技術の開発に日々取り組んでいます。
そしてアトックスの財産でもある人材の育成については、充実した教育研修のもとで資格取得を含めたスキルアップを、組織全体でサポートしているのが特徴です。
「技術」と「人」がアトックスの基盤であり、このレベルを引き上げることによって、さらなる高品質のサービス提供を目指し、日々研鑽を積んでいます。

株式会社アトックスの企業理念

アトックスの企業理念は、「環境とエネルギーの課題解決に寄与し、社会の発展と社員の幸せに貢献する」ことです。
原子力施設から放射性物質による汚染の除去業務を受託したのは、民間企業としてはアトックスが初めてであり、以来ずっと厚い信頼を得ていることが実績です。
原子力施設の総合的なメンテナンス技術を半世紀にわたって築き上げ、高品質なサービスを提供し続けています。

株式会社アトックスの主力事業

原子力発電関連事業

アトックスの主力事業は「原子力発電関連事業」ですが、その内容は放射線管理にはじまり、施設管理、各種設備工事、放射性廃棄物処理、清掃・除染など多岐にわたります。
原子力発電所の廃止措置に至るまで、原子力発電所に関わる保守・管理業務を総合的に提供するのが仕事です。
原子力発電の最も大切な「安全性」を守ることが使命であり、「安全性」の向上を目的とした機器や装置を用いた様々な作業を行っています。
放射線の管理では、約600名の放射線取扱資格者が原子力施設などで業務にあたっています。
他にも電力会社や機器メーカー、関連会社などにおいても従事しているのが実状です。

原子燃料サイクル関連事業

「原子燃料サイクル関連事業」では、燃料再処理施設の運用やメンテナンス、ウラン濃縮施設のメンテナンス、放射性廃棄物埋設施設・中間貯蔵施設の維持管理などを行っています。
ウラン濃縮施設では、ウラン濃縮工場設備管理補助、廃水処埋設備点検、廃品回収槽内点検を実施するのが業務です。

福島復興事業

「福島復興事業」も大事な業務であり、福島第一原子力発電所の廃炉事業にも大きく関わっています。
長年の経験や優れたノウハウを活かし、廃炉事業に貢献しているのが実状です。
東日本大震災以降、発電所内の汚染水処理装置の運転・保守をはじめ、放射線管理や環境改善業務などを行っています。
具体的にはフランジ型タンク解体に向けたタンク内の残水移送やクラッド回収(清掃)業務、ならびに建屋内線量低減に向けた線量調査・除染です。

ドローンを用いた高線量箇所の線量調査、空撮

また、ドローンを用いた高線量箇所の線量調査、空撮を行っています。
他にも福島県の中間貯蔵施設に関わる放射線管理をし、国民の安全と安心を守るために業務に取り組んでいます。

まとめ

株式会社アトックスは「福島復興」を最優先課題のひとつに位置づけており、福島というかけがえのない地域の復興の確かな一助を担うことが大事な役割です。
福島県内の汚泥処理施設、浄化センター、除染工事などの放射線管理業務、対策地区内の廃棄物処理なども行い、福島復興支社・富岡倉庫では地域のニーズに応えています。
「RI・ライフサイエンス事業」では、RI取り扱いに関するノウハウを活かし、RI研究施設を有する研究所や企業への支援業務を幅広く展開しています。
RIというのは放射性同位元素のことで、活用が期待されているものです。
株式会社アトックスは核医学の分野にも積極的に参画しており、技術力を活かした高感度かつ低コストの頭部専用小型PET装置(認知症診断向け、ヘルメット型)の実用化に向けた研究・開発なども進めています。

アトックス年収